梶ヶ谷駅から歩いて5分。通りに面した明るい外観のわたなべ歯科クリニックを訪ねた。これまでの歯科医院のイメージを覆すような明るい院内は、既存の歯科医院を参考にせずインテリアショップを回って院長の渡辺先生自らがコーディネイトされたのだそう。曲線を生かした柔らかなデザインと、窓から差し込む明るい日差しが心地よい。まずは人と人との付き合いを大切に考えている、という渡辺先生。リラックスして診療が受けられそうだ。(取材日2007年8月22日)
―どのような少年時代でしたか?
とてもやんちゃな子どもだったと思います。歯科医師を目指すタイプは、子どもの頃から手先が器用だったり、細かなことが好きというタイプが多いのですが、私の場合はまるきり反対でした。美術の先生からは大胆で素晴らしいと誉めてもらうような子どもだったので、むしろ細かいことをコツコツやるのが苦手でした。
―歯科医師を目指したきっかけを教えてください。
将来はアナウンサーになりたいと思っていましたが、現実性が低い気がしていました。大学の進路に悩んでいる頃に、自宅でピアノを教えていた母から、何かしら手に職がついていた方がいいとアドバイスされて、歯科医師の仕事に興味を持つようになりました。父のような組織の中で働く会社員になるのは、自分には向いていないだろうと思っていたので、早く独立して自分のクリニックを持つことを目標にしていました。
―田園都市エリアは歯に対する意識が高いと聞きますが、実感としてはいかがですか?
開業する前に勤務していたクリニックは下町にあったこともあり、とりあえず痛いところだけ治して欲しいと要求する患者さんが比較的多かったですね。それに比べると、予防にも意識を持ち、審美性の高い治療を要求されるなど、田園都市エリアは歯に対する意識が高いと言えるでしょうね。歯科医師としては、痛いところだけを治してと言われるよりも、患者さんの考えを聞きながら、さまざまな治療方法を提示してコミュニケーションを取りながら治療を進められる方が、やりがいにも繋がりますね。