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とかじ歯科
戸梶仁聡院長
鷺沼駅 (宮前区) / 矯正歯科、歯科、小児歯科
 

とかじ歯科 戸梶仁聡院長 特別取材1 (矯正歯科他/宮前区/鷺沼駅)

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鷺沼駅から徒歩3分のとかじ歯科医院。完全予約制ならではのこぢんまりとした待合室に入ると、心地よいBGMが聞こえてきた。音楽鑑賞が趣味のひとつであるという院長自らが選ぶ音楽は、リラックス効果的のあるものを使用しているのだとか。そのような心配りに加え、とかじ歯科医院が治療において大切にしていることはカウンセリング。歯科治療には予防や治療後のメンテナンスを含むトータルケアが欠かせない、という院長の想いが伝わってきた。(取材日2007年9月25日)


口のなかの健康維持にもっとも効果的な予防治療

―歯科における予防治療とはどのような考え方なのでしょうか?

ご存じのように、体の他の組織は再生が起こりますが、歯だけは再生しません。ですから、悪くなってから歯科医院にかかるということを繰り返すと、かかるたびに歯が削られてなくなり、歳とともに歯の数が減っていくことになります。8020運動といって、「80歳の時点で自分の歯を20本残しましょう」というスローガンを日本歯科医師会などでも掲げていますが、今の日本の歯科の現実は8008や8007という数字で20本にはほど遠いものです。日本人が特に歯の手入れが悪いとか、甘いモノばかり食べているというわけではないにもかかわらず、世界の先進国の中では非常に低い数値なのです。スウェーデンやフィンランドなどの北欧では8020を達成していますが、それは予防的な考え方を導入しているからです。悪い歯だけを治すのではなく、他の場所もチェックして、悪くなる前の状態を発見したなら一緒にケアしていく。これが予防治療の基本的な考え方です。

―歯科治療が先進的な国と日本との違いは、どこにあるとお考えですか?

歯科に関しての国民的な意識、関心が違います。文化や風土の違いもあるとは思いますが、誕生月には必ず歯科検診に行くなど、「歯を大切しなければいけない」という高い意識をしっかり持っていますね。アメリカなどでも矯正は当たり前です。それには、歯科の医療現場が治療中心から予防中心の考え方に変わっていったという点も大きいと思います。特に北欧は福祉国家ですから、矯正などもすべて保険制度の中に組み込まれるような社会システムになっています。日本でも、僕ら歯科医師が変えていかなければいけない部分です。患者さんが自分の歯の健康の大切さに気づいてくれること、気づかせることが、歯科医療従事者の目指すべき究極のゴールではないかと思っています。

―予防治療の大切さを患者さんに理解してもらうのは大変ではありませんか?

難しいですね。患者さんは最初、普通の歯医者だと思って来院なさいます。「今痛いところを治療してほしい」という思いのほうが圧倒的に強いですから、いきなり予防治療の大切さをお話ししても聞いていただくことはできません。聞いていただくためにも、患者さんとの信頼関係をいかに築いていくかということが大切だと気づきました。そのため、上智大学カウンセリング研究所というところで3年間カウンセリングを学び、認定カウンセラーの資格をいただきました。僕たち歯科医師は、「虫歯」「歯周病」などの病名で治療しますが、患者さんにとっては同じ名前の病気でも一人ひとり病気に対する想いが違います。そうした想いをきちんと受け止めた上で僕たち歯科医師にできることを提案していくと、患者さんにも受け入れていただきやすくなるようです。医師としての立場から一方的に「こうしなさい」と言うのでは、なかなかうまくいきません。

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