
―とかじ歯科医院での診療の流れをご紹介ください。
最初に来院するときは何か問題があっていらっしゃるわけですから、痛みを取るなど、まずはそれに対する処置をします。その後、全体的な検査をおすすめして、レントゲン検査、歯茎の検査、かみ合わせの検査などを1時間ほどかけて行います。検査結果は僕のほうで分析して、その方の口のなかの状態などをお伝えしていきます。ほとんどの方が、いま何本の歯があるのか、どこの歯を治療したのかなど、自分の口のなかのことを正確には把握していません。予防していくためには、自分の口の状態をまず知っていただきたいと思っています。そのため、レントゲンなどの検査結果を一緒に見ながら、「口のなかが今どうなっているのか」「どういう問題があるのか」「どのような治療が必要なのか」などの話をわかりやすくさせていただきます。時間がある場合は、予防についての基本的な知識もお話しします。
―全体的な検査で問題が見つかるケースというのは多いのでしょうか?
ほとんどの方が全体的な検査を受けたことがありませんので、「親知らずが変な方向に向いている」「自分が思っていたところ以外にも虫歯がある」「かぶせていて見た目はわからないけれど、根のところにうみがたまっている」など、何かしらの問題が見つかることが多いですね。
―検査の結果、外科的な処置が必要なケースもあるのでしょうか。
基本的には、非外科的な治療が第一選択で、それだけでは問題が解決できない場合に外科的な方法を考えます。 外科処置としては、重症の歯周病患者さんの歯周外科や、残すことが困難な歯や親知らずの切開・抜歯などがほとんどです。それと、インプラントを希望される患者さんも外科手術が必要になります。外科的矯正治療は大学病院と連携して、外科手術だけを大学病院にお願いする形で、前後の歯列矯正治療は当医院で行っています。 顎関節症の場合は、今では手術による治療は否定されて、対症療法的な療法が中心になっています。 顎関節症患者さんの多くは、マウスピース、ストレッチ、開口訓練、日常生活での注意点をお伝えするのなどの治療を行っています。
―こちらはあまり見ない機械ですが、何ですか?
当院ではすべて、このマイクロスコープという機械を使って診療しています。歯科治療は精度の高い処置をすることがとても重要なので、こうした機械を使うことで精密な治療ができるようにしています。肉眼では見えなかった歯石の取り残しや虫歯、根の奥の治療も、見落としが少なくなって、その後の予後やメンテナンスのしやすさにも格段に差が出てきます。