

電車のホームから見えるセンター北ヒロクリニックは、皮膚科をはじめ、形成外科、美容皮膚科、アレルギー科まで幅広い診療科目で、地域の人々の健康を見守っています。カラフルな待合室には、患者さんが手に取れるように、代表的な疾患や治療法についてのプリントが。「一度に多くのこと説明しても、家に帰って分からなくなることが多いです。時にはプリントに基づいて説明し、持って帰っていただいています。見て確認していただけると安心されます。」とソフトな口調で話す院長の岡田先生。実は大学病院の皮膚科在籍時に、あえて救命センターの熱傷班に志願されたほどの熱血漢。その時の経験で抜擢され形成外科へ。大学病院で熱傷治療・切断指の再接着手術など、数多くの経験を積んでこられた。一刻を争う救命救急の現場、そして形成外科でのご経験など、そのお話からは現場で闘う医師としての使命感があふれていた。(取材日2008年3月17日)
―開業までの経緯をお聞かせください。
日本大学医学部を卒業後、同大学板橋病院皮膚科で重篤な疾患に携わっていました。さらなる経験を積むため、あえて救命センター熱傷班に志願しました。その後、皮膚科に在籍しながらも、救命センターの時に知り合った小児外科の先生の紹介で、東京女子医大第二形成外科へ出向という形で派遣されました。日本初の色素レーザー治療を取り入れた若松教授のもとで、レーザー治療・熱傷治療・マイクロサージャリーなど形成外科全般を学ぶうちに興味がわきまして、形成外科に入局することになったわけです。
―救命を志願されたのですか?
そうです。当時救命にあこがれがあったのと同時に更なる経験を積みたくて、第3次救急である生命に関わる体表面積30%以上熱傷患者さんを治療していました。
―救命センターは、プライベートな時間もなく、大変だったのでは?
自分の希望で志願したわけですから、当時1秒たりとも休もうとは思ったことはありませんでした。可及的に技術を習得して、早く一人前の医師として確立したかったです。当直が辛いとか救命がきついとか思ってなくて。当直を替わってほしいという先輩医師の頼みを聞いて断ったことが無い位、帰宅は週に1〜2回程度でした(笑)。当直というのはある意味、試練なのです。他の医師を頼らず自分だけで対処しなくてはいけませんから。