

最寄り駅はあざみ野で、バスに乗って着いたのは周囲は緑豊かないい環境。クリニックの隣りはスーパー銭湯「湯けむりの里」と、ゆったりと落ち着いた周辺のたたずまいの中にあって、クリニック内も開放感のあるゆとりの広さです。苦痛の無い上部消化管内視鏡検査も施行しているとの事です。院長に早速取材してみました。(取材日2007年7月6日)
―医師になろうと決めたのはいつごろで、きっかけは何だったのでしょう?
祖父が歯科医で、よく遊びにいったのですが、小さなときから病院のあの独特のにおいにはなんとなく親しんでいました。漠然と人の役に立つ仕事がしたいという思いがあって、小学校の卒業文集にも「将来は人の役に立つ仕事がしたい」と書いていましたね。ふつうですと、そこで歯科医になりたいと思うのかもしれませんが、中学から高校にかけてでしょうか、私は外科医になりたいと思ったんです。「ブラックジャック」や外科医が登場するテレビドラマなどを見て、外科医に対するあこがれを抱くようになったのだと思います。どうしても手術がしたかったんですね。で、東海大学付属高校に入学して、とにかく勉強した。すると、努力の結果は出るものですね(笑)。成績が伸びて東海大学医学部に進学できそうだと。そこで、真剣に外科医になろうと心に決めました。
―基幹病院で外科医をされてから開業されていますが、それはなぜですか?
医師免許を取得して、済生会中央病院や東海大学大磯病院、横浜総合病院と17年間中規模の病院で消化器外科医、一般外科医として勤務してきました。外科医というのは職人的で高い技術が必要であると同時に、一種のセンスというようなものも欠かせません。医師の技量によって結果にはっきりと違いが出てくるというのは、さまざまある専門の分野でも外科医ならではかもしれません。そういった意味でも外科医として仕事をすることにとても充実感を感じていました。ところが、その一方で、患者さんの置かれている今の時代ならではの様々なきびしい状況が気になりました。たとえば、今の病院のシステムでは、可能な限り早く退院させられます。ところが患者さんの家族の受け入れが整わず家庭で十分なケアができない。するとご本人の体力はもちろんですが、精神的にもつらい状態にもなります。また、手術される方の中には高血圧や糖尿病、心疾患などの慢性疾患をかかえている方が多い。術後に合併症を起こしてしまい、ご本人の早く退院して自宅で過ごしたいという希望がなかなか実現することができないということもあります。そこで、地域の基幹病院の外で、つまり開業医での治療や在宅医療が充実すれば、そのような状況の解消につながるはずです。ですから、自分が開業して基幹病院で入院にいたるまでのプライマリーケアや退院後の検査、治療などを進めたいと考えたのでした。