TOP > 医院・病院一覧 > フィールファインクリニック
フィールファインクリニック
岡本浩一院長
新百合ヶ丘駅 (麻生区) / 心療内科、精神科
 

フィールファインクリニック 岡本浩一院長 特別取材1 (心療内科他/麻生区/新百合ヶ丘駅)

←前123次→

精神科の敷居も低くなり、特別な診療科ではなくなりつつある。新百合ヶ丘のフィールファインクリニックは、その名前のとおり、少し雨雲が差した心を晴れやかにするための場所だ。院内はシンプルにまとめられ、院長の岡本先生の奥様が作ったというブリザーブドフラワーがアクセントになっている。花は気持ちを癒すばかりか、患者さんとの話題のきかっけにもなると、岡本先生は静かに語ってくれた。優しくおだやかに包み込んでくれるような岡本先生に、取材を忘れて胸のうちを語りそうになってしまった。(取材日2008年6月9日)


いじめを受けた経験を生かし、苦しむ方の力になりたい

―医師を志したきっかけをお聞かせください。

父が医師になりたかったそうですが、経済的な理由であきらめざるを得なかったそうです。父から人様に感謝される素晴らしい仕事と聞かされていたので、医師という仕事に対しては非常に良い印象を持っていました。全世界共通の知識・技術を身に付けたいという思いもきっかけになっています。医学部は受験科目こそ理系科目ですが、学問として医学を考えてみると、純然たる文系だと思っています。という私は学生時代に小説を書いていたような文系人間。文系の最たるものが精神科なのだと思います。

―精神科を専門にされた理由をお聞かせください

人間は心と身体でできています。身体を診る診療科は、臓器別にさまざまな診療科に細分化されているにもかかわらず、心を診る診療科は細分化されていません。細分化されていないからこそ、人間全体を診ることができる、一対一の人間同士の関わりが持てるのではないかという点に非常に強い魅力を感じました。また、私自身が小学校、中学校にわたり、陰湿ないじめを受けた経験があります。いじめの体験によって心の痛みを知っている自分だからこそ、役に立てることもあるでしょうし、いじめに限らず心が悲鳴を上げ苦しんでいる方たちに、治す手助けをしたいという思いもあり、精神科に進みました。

―これまで、特色のある医療機関で研鑽を重ねてこられたそうですね。

最初に勤務した病院では、全国初の試みとなるMPU(精神身体合併症治療病棟)が開設され、精神科医が主治医となって患者さんの健康状態全てを診療していました。精神科に入院している患者さんでも、身体の病気にかかることがあります。そのようなときに、ほかの診療科に担当してもらうのではなく、あくまで精神科の医師が中心となって、治療をすすめていくのです。人間の心と身体の両面を診療したいと考えていた私にとっては願ってもいない経験でしたが、専門分野以外の知識も必要とされるので、とてもハードな毎日でした。当時は、様々な基本的外科処置に関して、一通り経験しました。精神科で外科処置の経験を持つ先生はそう多くはないと思います。もちろん、今では処置の腕は落ちてしまったので、ここで処置をすることはありませんが。このような特殊な経験を通じて、いろいろな視点から患者さんと向き合うことの大切さを学ぶことができました。

←前123次→
全ての医院・病院・お医者さんを見る