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辻井産婦人科医院
辻井信孝・副院長 辻井孝
たまプラーザ駅 (青葉区) / 産婦人科
 

辻井産婦人科医院 辻井信孝・副院長 辻井孝 特別取材1 (産婦人科/青葉区/たまプラーザ駅)

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美しが丘の閑静な住宅街の辻井産婦人科医院は39年の歴史を持つ。懐かしい暖かさを感じる待合室の窓からは、医学の象徴でもある杏の木が薄紅色の花を咲かせ、春の雨風を受けて、花びらが艶やかに散っていくのが見えた。副院長の辻井孝先生が診療に参加して13年になる。豪華な内装でもホテル並みのサービスでもないけれど、当たり前のことをきちんと丁寧にやっていきたいと、孝先生は語ってくださった。その傍らで、父である院長の信孝先生がにこやかに話しに耳を傾けていた。(取材日2008年3月24日)


退院する母子を見送るのは、何度やっても飽きない

―医師を志したきっかけをお聞かせください。

父から跡を継ぐように言われたこともありませんし、仕事を継がなくてはという使命感もありませんでしたから、まさか父と同じ仕事をするとは思っていませんでした。私が中学生の頃に、この医院を父が開業し、同じ敷地内にある自宅から、それとなく診療の様子や院内の雰囲気を感じながら育ってきたので、自分にとって一番馴染みのある職業だったのだと思います。

―産婦人科医の大先輩である、お父様から教わったことはありますか?

こうしろ、ああしろと言うような父ではありませんので、言葉で何かを言われたことはありません。13年前から父とともに診療をするようになり、勤勉であること、黙々と診療を続けていくことの大切さを父から学んだと思います。もうひとつは、開業当時から続けていて、私が引き継いでいることのひとつとして、退院するお母さんと赤ちゃんを外まで出て見送っています。新しい門出に立ち会える喜びは、何人見送っても飽きることはありません。2代続けてご出産される方もいらっしゃいます。きっとそのお母さんが赤ちゃんだった頃も父が手を振って見送ったのだなと思うと、感慨深い気持ちになります。

―長い間、患者さんと接してきて、患者さんの考え方などに変化を感じるときはありますか?

情報化社会は私たちの生活を便利にしてくれますが、溢れかえる膨大な情報の中でどうしていいかわからなくなっている患者さんが多くなったように思います。昔のような大家族なら、何か不安があっても、経験のある姑や親族がそれとなく教えてくれたのでしょう。今は核家族ですから、頼る相手や、不安な気持ちを察知してくれる身近な相手がいない人も多いようです。インターネットなどを利用することは悪いことではありませんが、インターネットの情報は玉石混淆で、正しい情報もあれば間違った情報もありますし、正しい情報だとしても、必ずしもその人に当てはまるわけではありません。情報に踊らされてご自身を見失わないようにし、不安なことがあれば、私たちを頼ってください。

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