
2008年1月、江田駅前に、このあたりで第一軒目となる皮膚科専門医が誕生した。その名も「えだ皮膚科クリニック」。開業当初から、「できてよかった」と、安堵と喜びの言葉をもらして訪れる患者さんも多かったという。かつては大学病院でアトピー性皮膚炎の研究を中心に、幅広い疾患を診てきた上西香子院長。当面の目標は、「患者さんの話をしっかり聞いて、クリニックを地域に根付かせること」と話す。上西先生の言葉には、肩肘張らずに一歩一歩着実に歩んでいこうとする、真摯な姿勢がうかがえた。(取材日2008年4月21日)
―子供の頃はどのようなお子さんだったのですか?
覚えているのは、なぜか平均台が好きだったこと、あとは近所の男の子と仮面ライダーの人形で遊んだり・・・・・・。どうやら、ほかの子を引き連れて歩くような活発な子だったみたいです。でも3歳でこの田園都市線沿いに越してきてからは急に引っ込み思案になり、まわりに心配をかけたと聞きました。勉強では理科が好きで、小学校の文集によると、将来の夢は博士。みんなは、お花屋さんとか幼稚園の先生とか書いているのに、ちょっと変わった子だったのかな。大きくなると、「将来は手に職をつけたい」と本気で考えるようになり、医師を意識するようになりました。また、小さな頃はアトピーで、よく病院に通っていたんです。その関係で「アトピーに関する何かをしたい」という思いもあり、皮膚科医の道を選択したんですね。
―開業に至るまでの経緯を教えてください。
卒業後、聖マリアンナ医科大学の医局に入り、それから大学病院や横浜総合病院などに勤務したのち、娘が生まれて産休育休を少しとりました。そして多摩病院を経て、2008年1月に開業しました。その間、いろいろな思い出があるんですけれど、とくに聖マリアンナの前教授・溝口先生にはお世話になりました。皮膚科をオールマイティーにできる先生で、ご自身ものすごい勉強をなさるんですけれど、その下で働く私たちにも「しっかり勉強しなさい」と、要求が厳しくて。それでも患者さんにはとても優しい方なんですね。先生のおかげで徹底的に勉強させていただき、本当に感謝しています。
―開業された動機は何ですか?
子供も小さいので、そろそろマイペースに仕事をやろうかなと思いまして。そんな矢先、家から近いこの物件を見つけたんです。江田にはまだ皮膚科がない状況でしたし、物件の都合上「決めるなら今」という感じで、みるみる開業の話が進んでいったんです。