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「ポチ君も、ミーコも、チュン太君も、ハム吉もみーんないいこだね!!」を合い言葉に、近藤多喜代院長と哲夫先生は日々動物達の健康を願う。長津田の地に開業して四半世紀、現在はご夫婦で診療にあたっているというおふたりは、出迎えてくれた時から朗らかな笑顔。元気はつらつな多喜代院長と、穏やかで冷静な哲夫先生のコンビネーションはさすがの一言、長年を共にされた賜物なのだろう。その眼差しは、時に優しく時に真剣で、動物への愛情がひしひしと感じられるおふたりの温かい会話に、ほっと心が和んだ。
(取材日2007年2月28日)
共に歩んできた道、そして開院の時
―まずはおふたりが、獣医師になろうと思ったきっかけを、それぞれおうかがいできますか?
[哲夫先生]
小さな時からテレビッ子だったんです。僕らが小さい頃はアメリカの番組が多くて、例えば「名犬ラッシー」や「うちのママは世界一」など、ワンちゃんがお家の中で飼われていて実に伸び伸びと暮らしているんです。その頃、僕自身も犬を飼ってはいたんですが、いわゆる番犬で、外に犬小屋があって、鎖に繋いでという飼い方だった。でもきっとこれから先、日本もアメリカのように、犬も家族同様に愛情がもっと深くなって、伸び伸びと仲良く暮らせる時代が来ると思ったんです。それで中学生くらいの時かな、獣医さんになりたいと思うようになりましたね。
[多喜代院長]
高校の時に、大学をどうしようかと考えたんですね。私はもし結婚しても、一生主婦業だけではなく、仕事を持って生きたいと思っていたんです。でも、その当時の女性は、今のように社会進出せずに、結婚して家庭に入る時代でした。それで、何か資格を取れば、結婚をしたとしても働いていけるのではないかと。私の実家には小さな頃から犬がたくさんいましたし、これからはペットが増えていくだろうと思い、ひとつの選択肢として獣医師を目指しました。そうして、東京農工大学の農学部の獣医学科に入り、同じ大学の研究室で主人と出会って、卒業してから結婚をしました。ロマンスなんてもんじゃないけどね(笑)。
―その後、開院をした経緯は?
[多喜代院長]
結婚前まではインターンで獣医の仕事をやっていたんですが、結婚してからすぐに転勤や育児がありまして、中断したんですね。それで、下の子が保育園に行くようになってから、また勉強をし直して開業したんです。今から26年前ですね。もう四半世紀を超えました(笑)。その後、2000年にこちらに移転してきたんです。
[哲夫先生]
僕は大学を卒業後、会社勤めを長いことしていまして。学生時代は、大学を卒業したら獣医師になろうと思っていたのですが、結婚をしてこの人を食わせていくためには、就職しなければと思ってね。それで、製薬会社の開発に携わっていたのですが一昨年リタイアし、今は獣医師として土日や夜間休診なんかを主に診ています。それまでは時々手伝ったりもしていたのですが、ずっと診るというのは、最近になってからなんですよ。こちらに来て、ようやく獣医師として務めることができています。
―そうなんですか!だからクリニックを引っ張っているのは、開院から長く診療にあたっている多喜代院長なんですね。
[哲夫先生]
はい、会社を辞めたらここで使ってもらおうと思って(笑)。妻の方が決断力があるし、説明も分かりやすいし、いろんなものを書いたり出したり、みんな妻がやっているんですよ。
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