
| ←前 | 1 | 2 | 3 | 4 | 次→ ]
予防としての歯列矯正治療をもっと多くの方に知って欲しい
―診療の際に心がけていることをお聞かせください。
しっかりと患者さんのお話を聞き、私からもしっかりと私の意見が患者さんに伝わるようにと考えています。治療の相談に応じることはもちろん、治療中のチェアサイドでも積極的にお話しするようにしています。そうすることで、治療のヒントが見つかることもありますし、どんな治療をしているかをいつも伝えることで、患者さん自身が安心できるのではないでしょうか。また、患者さんの協力なしで、歯科医師だけの力では歯列矯正治療はできません。ですから、患者さんの生活に合った治療法を提案し、無理のない範囲で治療を進めることを心がけています。いくら良い治療法でも、その方の生活スタイルに合っていなければ、続けることはできませんから。
―これから歯列矯正治療を始めようと考えている方にアドバイスをお願いいたします。
ある程度の期間がかかる治療ですから、それだけで身構えてしまい、踏み切れないでいる方も多いと思います。歯並びは見た目の美しさだけでなく、歯周病や顎関節症などのあらゆる症状の原因にもなっていますから、歯列矯正治療を行うことで、それらのリスクを低くすること、つまり予防の意味もあることを知っていただきたいですね。80年の人生の中で、たった2〜3年の我慢だと思えば、そんなに長いものでもありません。
―今後の展望をお聞かせください。
一昔前から比べると、歯列矯正治療は特別な治療ではなくなってきました。歯列矯正治療という言葉は知っているけれど、実際にどのような治療でどんな効果があるのかは、まだ知られていないという実感があります。見た目の美しさを追及するだけでなく、予防の意味があることはあまり知られていないようです。今後は予防としての歯列矯正治療を啓蒙していければと思っています。ここのところ、PTAの集まりなどでお話しをさせていただく機会が増えました。今後もこのような機会を増やして、より多くの方に歯列矯正治療を正しく知っていただけるように働きかけていきたいと考えています。
| ←前 | 1 | 2 | 3 | 4 | 次→ ]