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鷺沼駅からバスで10分。小林クリニックは、けやき並木が続く閑静な住宅街に佇む。イエローとレッドで彩られた外観は、病院とは思えないほどポップな色使い。あえて病院らしくない建物を、とお友達の建築士に注文されたとか。満面笑顔で出迎えてくれた副院長の雅子先生は、在宅医療を中心に幅広い診療を行う内科医。寡黙でいながらも、丁寧に答えてくださる院長の格先生は消化器外科を担当。患者さんのご自宅での"最期の看取り"を思い出し、つい言葉に詰まってしまわれた雅子先生を、包み込むような優しいまなざしで見守る院長の格先生。医師として夫婦として、信頼し合うことの大切さをしみじみと感じさせてくれた。(取材日2007年11月9日)
夫は消化器外科、妻は神経内科と在宅医療が中心
―診ていただける科が多いんですね。先生が専門とされている疾病分野を教えてください。
<院長:格先生> 私は消化器外科で、大腸の検査が専門です。
<副院長:雅子先生> 私は神経内科が専門で、パーキンソン病などの難病に携わっておりました。開業してからは前々からやりたかった在宅医療が中心です。最近は分業化が進んでいるのですが、私達の開業の時代はそうでした(12年前)。そのため、患者さんに訊かれれば、どういうクリニックなのか説明をします。本当の意味は地元の“かかりつけ医”=プライマリケア医、ということだと思います。継続して診させていただきながら、その人の体の悩みをともに考えてゆく。必要があれば信頼できる専門医を紹介する。ある意味病気の交通整理のようなものでもあります。プライマリケアとはそういう意味です。安心して来ていただけると思いますね。
―開業までの経緯をお聞かせください。
<院長:格先生> 東邦大学医学部を卒業後、東邦大学附属大森病院、東邦大学付属佐倉病院、小田原の小林病院を経て、先に妻が開業したこの病院に入りました。
<副院長:雅子先生> 同大学医学部を卒業後、第四内科という神経内科の医局に入局。その後、第三内科で消化器センターに出向しました。子育ての時期は保険組合の診療所で健康管理をしていました。その後、皮膚科や在宅医療の医師のもとに勉強に行き、平成7年の12月に開業しました。主人とは1才違いで、大学の軟式テニス部で一緒の先輩後輩の関係だったんです。
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