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美容を謳うほど、内科の患者さんが増えていく
―美容のほうはいつ頃から?
約5年前からスタートさせました。当初は、あまり美容を謳うと、患者さんの層が変わるんじゃないかとすごく心配でした。でも、不思議なことに美容を謳えば謳うほど、内科や小児科の患者さんが増えていくんです。光治療や脱毛など、美容の施術を施した患者さんが、今日はめまいがするから薬をくださいとか、風邪でいらした方がこのシミとれるかしらと相談されたり。患者さんとは信頼で結ばれてさえいれば、美容や医療というジャンルを超えて、身を委ねてくださるんだと実感しましたね。でも、美容の患者さんが増えてくると、青山や六本木などで美容医療を受けてきたようなセレブオーラを放つ華やかな方もいらっしゃるようになります。そうなると、いくら医療と美容の隔てがないとはいっても、咳で苦しんでいる方の隣に華やかな方では、お互い敬遠しますよね。そこで2006年、クリニックの二階に美肌治療専門のメディカルエステサロン Salon M'sを併設しました。
―松井先生自ら、診療も施術もなさっているのですか?
もちろん、そうです(笑)。普通、美容なら美容。保険診療なら保険診療ですよね。でも、僕は両方やりたかった。女性なら誰でも美容に興味があるはずなんです。でも、ネットで調べるとものすごく高い。うちは風邪でいらした方がこのシミとれませんか?と気軽に相談してくださるように、かなりリーズナブルな値段にしています。無理にオススメはせず、でもやりたい方には、一生懸命施術してあげたいですね。
―なぜ美容に興味を持たれたのですか?
心臓が動いてなければ、生きられないじゃないですか。正直、医療の世界では循環器内科や心臓血管外科などが花形なんですね。でも、大半の人が自分の容貌にコンプレックスを持っています。ちょっと目を二重にしてあげればキレイになるのに、眉間のシワを一本消してあげればどんなに幸せだろうと思うんです。例えば、40才過ぎた営業マンで、シワやたるみが気になり悩んでいる方がいるとします。でも美容医療により、シワが消え、頬もキュッと上がったことで、仕事はもちろん、その方が人として輝きだせるはず。そういう意味で心の状態が不健康な人に、心から健康になって欲しい。そういうサイドから医療に貢献していきたいと思っています。
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