
| ←前 | 1 | 2 | 3 | 次→ ]
三角屋根が印象的なたまプラーザ眼科クリニックは、駅から歩いて5分のところにある。院内に入ると目に飛び込んでくるのは、熱帯魚が泳ぐ水槽。「すべてアマゾンの魚なんです。結構、世話が大変なんですよ。」と話されるのは、院長の久島先生。医師を目指すにあたり経済学部から医学部へ学士入学された珍しいご経歴からインタビューはスタートした。巨人ファンの方とは巨人のお話を、アニメのウルトラマンが好きなお子さんにはウルトラマンのお話をされるという久島先生流コミュニケーション術を教えていただいた。今後について「今まで通り、ひとりひとり時間をかけて診察したいです。」とにっこり。先生のその優しげな眼から、患者さんへの暖かな思いがほんわりと伝わってきた。(取材日2008年2月20日)
経済学部から医学部へ。同期は文系の方ばかりでした
―久島先生、医師には見えないですね。
よく言われるんですよ(笑)。よく公務員や銀行員と言われますね。実は僕、経済学部で経営学を専攻していまして、その後思うところがあり、医学部を受験し直す為に、大学4年の春より独学で勉強を始めました。しかし、文系の僕には理数がなかなか入っていかない。そこで、秋から予備校で理数をやり直し、他大学の医学部に入学しました。同じように入った同期が15人ほどいましたが、横浜国大や慶応の法学部を出た人、最高齢では卒業時に52歳という人がいましたね。彼は社長の椅子を投げうって、整形外科の医師になりました。同期は、畑違いの文系の方が多かったように思いますね。
―理系の医学部なのに、文系が多かったんですか?
そうなんですよ。医師になって思うのですが、話を聞いて文章にし診断が始まるこの仕事って、理系の知識はあまり必要ないように思います。眼科は少しだけ理系の知識が必要ですが、むしろ実際の臨床では、文系の能力こそが必要じゃないかと。いかに緊張せず、素の状態で話してもらうか。話していただけないと、こちらとしても判断材料が少なくなってしまいますから。話を膨らませる能力というのは、まさに文系のスキルじゃないかと思うんですけどね。
| ←前 | 1 | 2 | 3 | 次→ ]