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あざみ野おさかべクリニック 刑部義美院長 (1)

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あざみ野駅から歩いてすぐ、医療機関ランキングでも高い評価を得ている、あざみ野おさかべクリニックを訪ねた。午後の診療まで30分以上あるというのに、評判の高さを裏付けるかのごとく、待合室は患者さんで溢れていた。院長の刑部先生は控えめで柔らかな物腰で、どんなことでも相談できそうだ。刑部先生をはじめ全て呼吸器内科を専門とした医師陣による診療体制は、街の中のクリニックでありながら、大学病院に引けを取らない。(取材日2007年12月12日)


医師は私にとって天職。仕事が嫌だと思ったことが一度もない

―医師を志したきかっけをお聞かせください。

医師の多い家系に生まれましたが、私の父は獣医師の資格を持ち公務員として働いていました。なので自然と医師という職業が身近にあり、医師以外の職業につくなど考えられませんでした。若い頃は、山梨の田舎町を出て、手に職をつけて広い世界で活躍したいと血気盛んに考えていました。

―呼吸器内科をご専門にされたのは、どのような理由からですか?

私が医学部を卒業した1976年は、産婦人科と整形外科が、内科では消化器と循環器が花形医局とされ、新人の医師なら一度は憧れる科でした。一方で呼吸器内科は入局を希望する者が少ない科でした。当時の私は、人気のある科は当然希望人数が多くなり競争が激しくなると考え、だったら人数の少ない医局で競争など考えずに、勉強にじっくりと没頭したいと思いようになりました。それだけでなくさらに、呼吸器内科の不人気を逆手に取って、入局をする代わりに◎◎病院で研修させて欲しい、××を勉強する機会を与えて欲しいと、当時の教授に入局交渉をしました。生意気な新人医師の要望を聞き入れてくださった教授のおかげで今があるのだと思っています。

―入局交渉して鳴り物入りで入った呼吸器内科はいかがでしたか?

新人が少ない分だけ指導の目が行き届き、さまざまなチャンスを与えていただきました。今でこそ研修医の労働環境の見直しが叫ばれていますが、私が新人の頃は、丸2日間も寝ないのは当たり前で、休みもなしでほとんどを病院内ですごしていました。体力的には厳しかったのですが、頑張れば頑張った分だけ自分の力になるという実感があり、新しいことを吸収できることが楽しくて仕方ありませんでした。医師になって30年経ちますが、どんなに過酷な状況であったとしても、これまで一度も嫌だとか辛いと感じたことはありませんので、きっと私の天職なのだろうと思います。



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