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こどもの国整形外科 今里有紀彦院長 (2)

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30歳以降は、無理せずのんびり運動するのが健康の秘訣

―どのような訴えが多いですか?

普段は若い方が多いので、スポーツや学校で怪我するなどの外傷が多いです。季節で言うと患者さんの数は、人が活発に出かける春から梅雨ぐらいまでと、秋の時期が多いんですよ。あまり外で活動する機会の少ない冬や真夏は外傷は減りますが、気温が下がる冬は腰痛が多くなります。また、こどもの国にあるスケート場で怪我をされたり、雪が降った翌日に滑って転んで骨折という患者さんも多いですね。

―診療の際、心がけていることはありますか?

まずは患者さんの話をよく聞くことです。ついつい忙しくなってくると、診察時間が早くなりがちなので、極力、時間をかけてお話を伺うよう心がけていますが、そうすると他の患者さんをお待たせしてしまう。そのあたりがジレンマですが、バランスを考慮しながら診るように心がけています。

―印象に残ったエピソードがあればお聞かせください。

大学病院の時、整形外科からの出向という形で救命救急センターに勤務していたのですが、命に関わる患者さんが多かったんです。やりがいを感じられる職場ではありましたが、まさに最前線だったので、いまだに鮮烈な印象が残っています。開業医になってから、その経験を特に謳ってはいないのですが、入院が必要な外傷の患者さんが多く来院されます。ビルの一階ということで入りやすいからだと思いますが、当院には入院設備がないので、近隣にある出身大学病院や関連病院に依頼しています。近くの病院には信頼できるドクターがたくさんいらっしゃいます。ドクター自身に直接電話で無理なお願いを聞いていただいているので、恵まれていますね。局所麻酔でできる手術であれば、以前培った救急の経験を生かして対応しています。

―整形外科にお世話にならないように、若いうちからできる予防法はありますか?

適度な運動をしておいたほうがいいですね。ただし、ある程度の年齢になった時に無理をして運動するのは、かえってマイナスです。激しい運動が許されるのは20代までかなと思いますね。例えば年配の方のなかで流行っている登山でも、沢登りなどのハードなものではなく、ハイキング程度に歩くことが大事ですね。よく歩いている方は、転びにくいんです。年をとってから一番怖いのは骨折です。骨が脆くなり、ただ転んだだけなのに骨折してしまう。転びやすい方は足が上がっていないので、床にコードがひいてあるぐらいでも足がひっかかり転んでしまうんですね。足が上がってないのは筋力が衰えているからなので、練習次第でいくらでも改善できるんですよ。まずは、足をしっかり上げて歩くという意識を大事にしてください。骨折は命に関わる怪我にもなりえますので、整形外科から見ると、転ばないということだけでも大切なんですね。



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