


―先生は、インプラントなどの専門分野にも熱心に取り組まれていますが、どのような経緯で今に至ったのでしょうか?
開業当初は29歳で若かったですし、一般診療のみで朝から夜の12時くらいまで仕事をしていました。しかし普通の治療には、どうしても限界があると感じるようになったいたんです。そんな中、世田谷の開業医である森先生という方に出会いました。僕が開業してから最も影響を受けた方ですね。今はもう引退されてしまったんですが、歯周病や神経の歯内療法などを専門的に研究してらっしゃって、アメリカの学会で発表もされていました。その森先生の影響で、様々な治療法を実践し鍛えられていくうちに、インプラントに出会ったんです。
―インプラントのFIT-Systemは、山下院長が考案されたそうですが、どんなシステムなんですか?
9〜10年前かな、メーカーの開発部と一緒に開発しました。その頃インプラントというのは、先端技術として高度なテクニックが必要だったり、材料がものすごく煩雑で複雑だった。診療時間も、お金もかかっていた。そこで僕は、治療の流れを簡略化して部品点数を減らすことができないかと考えたんです。結果、精度はそのままに材料費を削減でき、診療時間も大幅に短縮できるような効果的なシステムができたんです。結構ね、他の歯科医師からも評判良いんですよ。開業医が使いやすいように考えて作ったし、泥臭い現場の声が入っているからでしょうね。インプラントの勉強を始めて、自分が欲しいと思っていたもの、温めていたものを具現化できるようになったんです。
―クリエイティブな発想ですよね。
元々考えたり、ものを作り出すことが好きですからね。だから自分で使う医療器具も、僕独自に改造したりもしています。実は、改造が趣味なんですよ(笑)。ゴルフクラブも改造しているし、趣味で若い頃から車のカスタムしているんです(笑)。より使いやすく快適に、効率良くなるように工夫するのが好きなんですよね。