


―チェーン店ならではのメリットを教えてください。
今は全国で26店舗、そのうち関東にあるのは14店舗になるんですけれど、獣医師それぞれに得意分野がありますよね。たとえば、もしこの青葉台店に複雑な整形手術が必要な動物が来たとしたら、必ず整形外科のエキスパートである獣医師さんを別の店舗から呼び、一緒に手術に立ち会ってもらうようにしています。そんな風にして、どんな症状の動物が来院したとしても、豊富な経験に裏づけされた最善で安心な治療ができる体制を整えているんです。そこは獣医師同士のネットワークが充実しているチェーン店ならではの魅力かなと思います。ちなみに全店舗共通して「やさしさと最先端の医療をお届けする」というコンセプトを掲げています。
―そのなかで、熱田先生がご専門とするのは?
やはり、先ほどお話した動物細胞病理研究会で学んだ、細胞や血液といった顕微鏡で見る全般のものが得意ですね。といっても、今はここが開院してまだ5年目ということもあり、高齢の動物はそんなに多くないんです。ガン治療などのニーズはこれから先、徐々に増えてくるのかなと考えています。年齢的な観点でいえば、現在力を入れているのが、デンタルケア。中年齢くらいになると、ちょっとずつ歯石がたまってくるんですね。それが過剰になると麻酔をかけて超音波でとる処置をするのですが、なるべく麻酔をかける機会は減らしてあげたいので、日頃からおうちでデンタルケアしていただくよう、飼い主さんにご説明しています。
―診療において、心がけていらっしゃることをお聞かせください。
動物にとっては、病院に来て環境が変わるだけでも、かなり不安なことだと思うんです。できるだけこわがらせないよう、たくさん話しかけてあげるようにしています。それと、動物の状態をよく把握して、飼い主さんにわかりやすく的確に伝えることも大切。獣医師が「この治療をやりたい」と思っても、最終的には飼い主さんの判断次第ですから。そう考えると、動物を治すだけではなく、人と人とのつながりもとても重要なんですよね。治療後に飼い主さんから「ありがとうございました」といっていただけたときは、もうそれだけでずっと頑張れるような、大きな力になります。
―このエリアの飼い主さんの特徴はありますか?
動物のことをよく見ている方が多いような気がします。「えっこれを見つけたの?」というような、本当に小さな湿疹に気づく方もいたりして、みなさんとても動物を大切にされていますよね。