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たくさんの趣味が歯科医師としての幅を広げてくれる
―思い出に残る患者さんのエピソードをお聞かせください。
たくさんありますので、ひとつだけ挙げるのは難しいですが、広島から飛行機で通院してくださったご婦人が印象に強いですね。ある患者さんから、知人が入れ歯を何度作っても合わずに、精神的にも参っているので、一度診察をしてほしいと頼まれました。ムダな飛行機代をかけさせてはいけないと、最小限の通院回数で済むように治療を計画しました。結果、入れ歯ではなく固定式のブリッジに治療方針を変えました。患者さんはノイローゼ状態から解放されて笑顔が戻ったという事がありました。
―歯の健康を保つためのアドバイスをお願いします。
効果のあるブラッシングをすることが重要です。同じ時間ブラッシングをするなら、効果のある正しい方法で行って欲しいとの思いで、簡単にできる効果的なブラッシング指導を行っています。ブラッシングは歯の表面だけでなく、歯と歯の間や歯ぐきのポケット部の中の汚れを取ることがポイントです。私は歯周病の患者さんには、音波振動歯ブラシと液体歯磨きを薦めています。筆の形をしたワンタフトブラシは歯の間や歯周ポケットに適しています。更に歯周ポケットには液体歯磨きが効果を上げています。さらに染め出し剤で、磨き残しをチェックして、ご自身の磨き癖を把握すると良いと思います。
―休みの日はどのように過ごされていますか?
休日は頭を切り替えて趣味モードにし、新鮮な一日となるように心がけています。趣味の中で多くの時間をかけているのが即興のピアノです。私のライフワークのひとつです。大学時代にジャズピアニストのキース・ジャレットの即興演奏のピアノの美しさに感動して以来、独学でピアノを続けています。最初こそ、ただ闇雲に鍵盤を叩いていただけでしたが、現在ではCDに録音して院内のBGMの一部として活かされています。ほかには、絵を描いたり、写真を撮影したり、熱帯魚を飼育したり、挙げればキリがありませんが、どの趣味も歯科医師の仕事や診療環境に役に立っており、それを患者さんと共有できることに幸せを感じます。
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