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治療法を患者さんが選択できるような環境づくりを
―先生にとって"理想の歯"とは、どんな歯でしょうか?
見た目の美しさのみならず、きちんと噛めて痛みもないといった機能性も重要ですよね。それと最近は「より白くてより形のいい歯」が美しいとされる傾向がありますが、僕の場合はちょっと違うんです。目指しているのは、「より自然な歯」。つまり、肌の色に合った白色で輪郭にフィットする形こそが、顔に違和感なく溶け込む本来の歯の姿だと思うんです。
―このエリアの患者さんの傾向はありますか?
デンタルIQというんですけれど、健康に対する意識が高くて、「おかしいな」と思ったら比較的すぐに来てくださる方が多いですね。そのため初期の段階から治療ができ、ご年配でも入れ歯の方が少ないんです。症状で多いのは、虫歯か歯周病。子供はそこに、予防が入ります。昔は子供が全体の3割くらいだったんですけれど、今は少子化ですから、少しずつ減ってきていますね。
―患者さんと向き合う際に、心がけていることはありますか?
患者さんが「やりたい」と望まれることに対して、「できない」とはいいたくないんです。そのためにも、常に海外の文献をチェックして勉強し、治療方法の引き出しを増やせるように努めています。といっても、むやみやたらに新たな技術を取り入れているわけではないんですね。多数の成功率がデータとして存在している、信憑性のあるものにしか手をつけません。厳選した質の高い治療法をいくつも用意し、患者さんがそこから好きなものを選択できるような環境を整えたいんです。たとえば、欠損や外傷を受けた部分に埋め込むインプラントってありますよね。「痛いのが嫌」という方には無理強いせず、ほかの治療法を提案すればいいんですよ。ひとつの症状に対して、常に2〜3の解決法を用意するようにしています。
―開業当初、不安だったお気持ちは、今どのように変化していますか?
うーん・・・。毎日新鮮な気持ちで常に新しいことをやっているつもりなので、過去と比較してどうこうっていうのは、あまり考えたことがないんですよ。逆に、昔から変わらない点をいえば、常に基本に忠実にやっていきたいということ。患者さんの症状によっては、より専門化されている大きな病院をご紹介することもあるんですけれど、そうしたときに「前の歯医者、いい仕事をしていたね」といわれるような確実な治療をしていきたいと思っています。
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