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まずは医師自身が健康ではつらつとしていたい
―思い出に残っている患者さんとのエピソードはありますか?
長い間、医師として患者さんと接していますと、本当にたくさんの思い出があり、ひとつに絞るのが難しいです。患者さんお一人おひとりとの出会いが私にとっては思い出深いものです。強いてエピソードを挙げるとするならば、もう30年来のお付き合いの患者さんのことでしょう。私がまだ若い頃に出会い、それ以降、勤務先が変わっても開業しても、私をあてにして必ず診療に来てくださるのです。だいぶお歳を召していらっしゃいますが、医師の私のアドバイスをしっかり守ってくださり、長年の持病とも上手にお付き合いされています。 その姿を見ていると、医師として満たされた気持ちになりますね。
―循環器系の疾病を予防するためのアドバイスをお願いします。
つきなみですが食生活や運動に十分に気を配り、正しい生活習慣を身につけることでしょうね。循環器系の病気の多くは、ある日突然起こるものではなく、日々の積み重ねが病気という結果となって表れているものが多いのです。病気になってからこれまでの生活習慣を変えるのは簡単なことではありません。健康なうちから、正しい生活習慣を意識することが大切です。塩分や脂肪分の高い食生活や喫煙は血管の寿命を縮め、老化を早めます。血管が老化することで、さまざまな病気の引き金になり、ドミノ倒しのように、あらゆる病気が連鎖してしまうのです。そうならないためにも一番最初のドミノを倒さないことです。正しい食生活と適度な運動を実践し、十分な静養を取り肉体的にも精神的にもストレスをためないことです。
―先生ご自身が健康を保つために実践していることはありますか?
患者さんに生活習慣の改善をアドバイスする立場ですから、メタボリック体型というわけにはいきませんので、健康には人一倍、気をつけているつもりです。さきほどアドバイス差し上げたように、まずは正しい食生活です。年齢的にも脂っこい食事は口に合わなくなってきたので、和食中心の質素な食事が中心です。診療中は椅子に座っていることがほとんどですから、意識的に歩くことを心がけています。自宅との行き来は万歩計をお供に早歩きを心がけて、時間に余裕があればちょっと遠回りをするようにしています。わざわざウォーキングの時間を作ってまでというのは、私の性分ではおそらく続かないと思うので、何かのついでにできる運動を日々の生活に取り入れています。
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