

九品仏駅から歩くこと5分、環八通り沿いにある平山惠子産婦人科小児科を訪ねた。暖かみを感じる待合室には、ガラスを隔てたもうひとつの待合室が用意され、たくさんのおもちゃや本があり、遊ばせておくこともできる。院長の平山先生は終始笑顔で、冗談交じりに取材に応じてくださった。月経に関する素朴な疑問にも、わかりやすく答えてくださり、思わず何度も「へぇ」と声を上げてしまった。先生と話しているだけで、たくさんの元気がわきでてくる気がした。(取材日2008年2月27日)
―医師を志したきっかけをお聞かせください。
絶対に何かしらの職業に就きたいと幼いころから思っていました。自分の一生をかけて続けていける仕事ができたら良いだろうなと思い医師を目指すようになりました。人と接する事も好きだったのだと思います。
―産婦人科を専門にされたのはどのような理由からでしょうか。
私が学生の頃は、現在よりも女性の数が少なく、ましてや産婦人科を希望する女性は珍しく、女性は小児科か内科へ進むのが定番でした。私は外科系の診療科に興味があり、手術をしたいという希望があったため男性ばかりの産婦人科に飛び込みました。今でこそ医師不足が深刻な産婦人科ですが、当時は花形の診療科でした。
―開業の際に九品仏を選んだ理由をお聞かせください。
知人から、この場所が空くという話を聞いたことがきっかけです。だからと言って開業するつもりはなく、開業の大変さも知っていたので、お断りするつもりでいたのですが、その方がサポートしてくださることになり決意しました。開業してみて、診察スタイルが勤務医の頃とは変わってきていると実感しています。これまでは病気を介して患者さんとの関係が成り立っていたと思うのですが、開業後は最初に患者さんをよく知ってから病気を診るスタイルに代わりました。ホームドクターになろうという意識がそのような変化をもたらしたのではないかと思っています。