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一人で悩まずに、どんなことでも相談してほしい
―患者さんの考え方に変化を感じることはありますか?
小児科では、親御さんの考え方に大きな変化を感じます。ひと昔前なら様子を見ていただろう症状でも、早めに受診するようになったことが挙げられます。そのおかげで、症状を悪化させることも少なくなり、治りが早くなっていることは良い傾向だと思います。一方で、産婦人科では昔から患者さんの考え方はあまり変わっていないですね。出血や痛みに驚いて、クリニックに駆け込んでくる患者さんの姿は昔から変わりません。
―30代40代で注意したい病気や症状はありますか?
子宮頸ガンの若年化が進んでいますし、高齢者が多かった子宮体ガンの発病が30代にも増えてきています。これまで40歳からの検診だった子宮頸ガンは、今では20歳からに引き下げられているほどです。食生活の欧米化や、セックスの若年化や自由度が高まった事が要因ではないかと言われており、今後も右肩上がりに増えていき、さらに若年化が進んでいくことが予測されています。これらは、簡単な検診で発見することが可能ですから、20代、30代、40代の女性はもちろん年齢問わず他人事とは考えずにかならず検査を受けるようにしてほしいものです。
―更年期障害の相談にも乗っていらっしゃるそうですね。
更年期障害は程度の差こそあれ女性なら誰しもなるものです。ですから心配せずにどんなことでも相談してほしいですね。別に医師である私でなくとも、友人に話すだけでも気が楽になったり、更年期障害を乗り越えるために有益なアドバイスをもらえるかもしれません。更年期障害の症状は千差万別ですから、今までと違うと感じたら無理をせずに、体が発しているサインに耳を傾けることが大切です。更年期障害に悩む時期は、ちょうどお子さんのことやご主人のことでなどで手一杯な時期に重なり、自分のことを後回しにしてしまいがちで、切羽詰ってクリニックを訪れる方も少なくありません。ただ我慢ばかりして辛い日々を送るなら女性ホルモン補充療法などいろいろな治療法がありますので是非試して下さい。また、低用量ピルのご相談にも乗っています。避妊目的での使用はもちろん、副効用(月経周期が規則正しくなり、生理痛の軽減ができ、月経量が少なくなり、ニキビが改善される)もたくさんあります。同じ日々を過ごすなら、楽しく快適に過ごしたいものです。その為のお手伝いならできる事は何でもしてあげたいと思っています。我慢せずに相談に来て下さい。
―思い出に残る患者さんとのエピソードをお聞かせください。
今日の診療だけでも嬉しいことが数え切れないほどあり、素敵な出会いがあるからこそ、医師の仕事を頑張れるんだと思います。思い出に残るエピソードを披露していったら、何時間あっても足りないですね(笑)。例えば、私が初めて取り上げた赤ちゃんとは今でも交流があり、年に3〜4回会っていますし、転勤や開業で移動しても私の元を訪ねてくださる患者さんが何人もいらっしゃるんです。「時間をかけてわざわざ来なくてもいいのよ。」なんて冗談を言ってしまいますが、本当は心の底から嬉しいものです。患者さんに恵まれてつくづく幸せだと思っています。
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