
| ←前 | 1 | 2 | 3 | 次→ ]
僕には、格好いい大師匠が3人もいるんです。
―歯科医を目指されたきっかけを教えてください。
小さなころは、ラジコンづくりなど手先を動かす細かい作業が好きだったんです。それで、将来は床屋さん、大工さん、歯科医のいずれかになろうと思っていました。その中から最終的に歯科医を選んだのは、実は仙台に住んでいる叔父が医師をしていまして、その影響なんですね。叔父は、古い車やオートバイを乗りこなしていて、子供のころからずっと憧れの存在だったんです。僕も現在は趣味でオートバイに乗っているんですけど、やっぱりそこも叔父から受けた影響が大きいのかなと思います。
―歯科大学卒業から開業に至るまでの経緯を教えてください。
卒業後は、補綴科といって被せものなどを中心に行う科に2年間属して勉強しました。それから青葉台にある歯科医院で勤務医として働きました。そこの院長先生はものすごく勉強熱心な方で、ご自分でもいろいろな経験をされてきているんですけれど、その中から「これをやったほうがいいよ」とか「あの先生にこういう話を聞きにいったほうがいいよ」とか、いい部分だけをかいつまんで教えてくださるんです。先ほどお話した、僕の持病を治してくださった赤坂の先生も、その青葉台の先生が紹介してくださったんですよ。その先生の下で7年修行を積んだ後、この医院を開業したという流れになります。
―ちなみに、赤坂の先生はどのような方ですか?
赤坂の師匠も非常に格好いい方なんです。今は75歳なんですけれど、僕らよりも元気で、胸の筋肉をぴくぴく動かせるくらい。月に1度、その先生が開いていらっしゃる勉強会に参加させてもらっているんですけれど、どのお話もすごく印象的で面白いんですね。たとえば、ずれた顎を傾いた家に例えて、その家を部分的に補修するよりも根本から建て直したほうが将来性のあることを説いたり。「あっその表現いいな」と思うたびにメモをして、「今の僕にはまだ早いけど、40歳になったら使わせてもらおう」なんて考えています。それと、その先生の歯科医院では何十年も昔から口をゆすぐときに紅茶を用いているんです。実際僕も使ってみて、ものすごくさっぱりするなと感動しまして。うちでも採用させていただいています。
―素敵な師匠が3人もいらっしゃるのですね。
本当に恵まれていると思います。自分もいずれそんな存在になれたらいいなと思いつつ、今は「自分も通いたくなる歯科医院」を目指して、一日一日を大切にしてがんばっていきたいと思っています。
| ←前 | 1 | 2 | 3 | 次→ ]