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みどり病院 山本貴和子先生 (1)

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青葉台の地で40年の歴史を持つみどり病院。院長の阿部先生に代わってから、今の時代に合った上質の医療と快適な空間を提供したいと改革が急ピッチで進んでいる。この4月より新しく小児科を担当する山本先生も加わり、産婦人科と小児科の連動がさらに強まり、母子の健康をサポートする体制が整った。小児科にかかる年齢のお母さま方と同世代である山本先生は、ちょっとした悩みにも同じ視線で、わかりやすく答えてくれた。(取材日2008年6月20日)


患者さんの気持ちがわかり医師になりたくて

―医師を志したきっかけをお聞かせください。

私のおばが34歳の若さで乳がんにかかり、私のいとこにあたる3人の子どもを残して、この世を去りました。おばは、残された時間を家族と静かに過ごしたいと、積極的な治療を望んでいなかったにもかかわらず、担当医とのコミュニケーションの行き違いから、不本意な治療をされてしまいました。このとき中学三年生だった私は、その担当医のナルシスティックとも取れる治療の進め方に怒りを覚えましたし、患者さんの気持ちを無視した医療に疑問を感じるようになりました。幸いにもおばは病院を移り、希望する緩和ケアを受けることができましたが、おばのような悔しさを味わってほしくないという思いから、医師を目指すようになっていました。おばのことがなければ、幼い頃から関心のあった環境問題にかかわる仕事についていたと思います。

―小児科を専門にされた理由をお聞かせください。

それは、子どもが大好きだからです。小児科はさまざまな診療科のなかでもとくに厳しい労働環境だと言われていますし、小児科医不足が社会問題にもなっているほどです。子どもが好きだからこそ、病気で苦しむ姿を見るのはつらいときもありますが、元気になっていくお子さんの姿を実際にこの目で見てしまうと、どんなにつらくても、小児科医を選んで良かったと思えるんですよね。やっぱり、子どもが大好きだから小児科を選んだのでしょうね。

―子どもの笑顔が先生にとってのやりがいなんですね。

入院設備を持つ病院に勤務していた頃は、退院を見送るときが一番のやりがいでした。どのお子さんも、おうちに帰る日が待ち遠しくて、帰ることを目標に治療をがんばっているのですから、退院のときの笑顔は最高に輝いているんですよ。外来が中心となった現在は、退院を見送る機会はなくなりましたが、診療中にお子さんの笑顔を見ると、どんな疲れも吹き飛んでしまいます。



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