熱帯・亜熱帯の国々に多く見られる病気です。アジアへの旅行者数増加に伴い国内でも増加してきました。赤痢アメーバに汚染された食物を摂取することで感染。多くは発病しませんが、一部大腸炎、肝膿瘍を引き起こします。
腹痛、血便、粘血便などの症状が主な症状です。ゼリー状の粘血便が数日から数週間の間隔で悪化と緩和を繰り返すこともあります。時には腸に潰瘍ができることもあります。
糞便からの原虫検出検査、大腸粘膜組織像による原虫検出検査を行います。また血清アメーバ抗体価の測定を行います。
アメーバに直接作用し、大腸症状を速やかに改善する薬(メトロニダゾール)の投与が基本的な治療です。抗生物質(テトラサイクリン、クロラムフェニコール)も抗アメーバ剤として投与する場合があります。
熱帯・亜熱帯地域への海外旅行時の食事などには充分注意してください。