胃液と胃を守る作用のバランスがくずれて、胃の粘膜が溶けて壊れてしまう病気です。原因としてはストレス、喫煙、薬の服用(消炎鎮痛剤・ステロイド剤・抗生物質など)、ヘリコバクタ・ピロリ菌があげられます。男性は女性に比べ3倍ほど発症率が高い傾向にあります。
みぞおちのあたりに痛みがあります。食事をとると、痛みがなくなるばあいが多いようです。むねやけ、酸っぱいげっぷ、むかつき、吐き気、食欲不振、吐血、下血などの症状がみられます。
問診のあと、レントゲンや胃カメラ、内視鏡検査で診断します。ピロリ菌に感染しているかどうかしらべるには生態検査や血液検査などの方法があります。
酸分泌抑制薬のH2ブロッカーの登場によって、胃潰瘍の治癒率は劇的に改善しました。ただし、「薬では治らない」「潰瘍からの出血が止まらない」「胃の壁に穴があいた」「胃の出口が潰瘍で狭くなっている」などの場合は手術)が必要な場合があります。
医師の指示通りに薬を服用することが大切です。勝手に薬をやめてしまうことは再発の原因になります。ストレスをためず、禁煙し、なるべく胃に負担をかけないようにしましょう。また、また再発の可能性も高いので、1年に1回は胃の内視鏡検査をうけるようにしてください。