我々は「扁桃腺肥大」などと言いますが、医学的には4つの扁桃があり、そのうち咽頭扁桃(アデノイド)は3〜6歳、口蓋扁桃(俗に言う扁桃腺)は5〜7歳で、最も大きくなります。乳幼児は免疫機能が未発達なために、必要な現象で、この年代では治療をする必要はありません。10歳頃から成長に伴って、小さくなるのが一般的です。但し、成人しても肥大したままのこともあり、個人により差があります。
アデノイドの場合、いつも口で呼吸するなど、鼻からの呼吸が困難になる症状、あるいは滲出性中耳炎が治りにくいなどの症状がみられます。口蓋扁桃の場合は、高い発熱や咽の痛みだけでなく、睡眠時無呼吸(いびき/無呼吸発作)や、摂食成長障害(飲み込むことがうまくできないための成長障害)に至る事があります。また腎炎や、手のひらや足のうらの皮がむける等、扁桃自体には全く症状がないことがあります。
アデノイドはレントゲンや鼻から内視鏡を入れて大きさを確認する必要がありますが、口蓋扁桃は口を大きく開ければ直接見ることができます。
肥大だけなら治療は不要です。症状がひどい場合は全身麻酔による手術を受けます。入院期間はおよそ1週間程度です。
手術後声が変わることがまれにあります。
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