生まれつき、色がついていたり皮膚の状態が変わっているものを、あざ(母斑)といいます。母斑の出来る場所の組織によって茶色・黒・赤・青・白などになり、形態も変わります。母斑の原因は胎児の時に皮膚組織のできかたによるものであり、遺伝性はありません。母斑症といって、ひとつの症状として母斑を伴う全身の病気もあります。
母斑は多くの種類があり、いわゆるほくろも母斑の一種です。生まれつきのものですが、生まれた時にはなくて、後から現れるものもあります。よく聞く蒙古斑は東洋人の子供に生まれたときから見られる青あざです。通常10歳以降には自然に消えます。太田母斑という10代を中心に顔に出現する青あざもあります。このあざは自然には消えません。母斑症の中には母斑のほかに、てんかん・視力障害・脊椎の変形などを伴うものがあります。
皮膚の状態の診断。母斑病の場合は、CTやMRIを行うこともあります。
基本的には、自然に消える蒙古斑などの母斑は治療を必要としません。自然に消えない母斑でも悪性変化が予想されるものでなければ治療は本人の意思によって行うことになります。母斑の出来ている場所や状態によって方法は変わりますが、手術による切除やレーザー治療などがあります。治療を望まれる方が多い顔にできる青あざ、太田母斑はレーザー治療が非常に効果的です。