下咽頭ガンも口腔ガン、喉頭ガン、中咽頭ガンと同様に過度の喫煙と飲酒による慢性刺激が関与していると言われています。したがって、圧倒的に男性の発生率が高い傾向にあります。しかし、最近では女性の喫煙の増加により、女性の発生率も高くなる可能性が出てきました。
初期には症状は特にありませんが、若干のどに違和感があります。また、のどに痛みを訴える人もいます。そして、ガンが進行するにつれて咽頭痛がひどくなり、血痰、かすれ声、物が飲み込めなくなったり、呼吸困難といった症状が出ます。
早期の診断は、内視鏡検査を行います。患者の負担も少なく、鮮明な画像が得られ有効です。また、CTやMRI検査も精度が向上しており、深部進展範囲などを検査するのに不可欠です。重複して発症するガンの検査は必須です。特に食道ガンの重複は、20%と高い重複率を示すため、検査は不可欠です。
最近の下咽頭ガン治療は摘出時に、遊離空腸を用いた再建術が行われるようになり、術後、患者さんの生活の質が向上しました。咽頭全摘後も、発声獲得法が開発されてきています。