長期にわたり大量の飲酒を続けることによって起きる、肝障害です。肝臓疾患の中で占める割合は一割ですが、年々増える傾向にあります。アルコール性肝炎・アルコール性肝硬変・アルコール性脂肪肝・アルコール性肝繊維症などがあります。
アルコール性肝炎は、普段から酒量の多い人が、大量飲酒をきっかけに急性の肝障害をおこしたものを言います。急に黄疸が出て、発熱等がみられます。アルコール性肝硬変は右上腹部に硬い肝臓を触れます。上腹部の張りや、食欲不振、嘔吐・下痢・便秘等があることもあります。アルコール性脂肪肝・アルコール性肝繊維症では、自覚症状として現れるのは倦怠感程度です。
血液検査、腹部CT・超音波・触診、肝生検(生体組織の一部を切除して検査し、病理組織学的に診断を確定すること。別名:バイオプシー)などから診断します。
まずは禁酒。安静と高たんぱく食を心がけます。あとは症状に応じた医師の治療にまかせましょう。
個人差もありますが、目安は日本酒…1合、ビール…中ビン1本(500ミリリットル)、ワイン…グラス2杯、ウィスキー…ダブル1杯です。週に2回の休肝日も大切です。