大脳皮質の神経細胞が死滅することによって起きる病気です。いつの間にか物忘れが始まり、ゆっくりと進行します。運動機能は正常な場合が多いです。痴呆症の4割以上はアルツハイマーと言われるほど代表的な疾患です。50歳ぐらいが発症年齢の平均と言われています。
まず記憶力の低下かみられます。古い出来事は比較的覚えていますが、最近のことが思い出せないことが多いようです。やがて、認識力(今はいつか・ここは何処か・この人は誰か等)にも障害がみられるようになります。道に迷って帰宅できなくなるなども起こります。その他にも物の名前がわからなくなる・順序だてて行動が出来なくなる・思考力(言葉の意味を説明する。区別するなどの抽象的な思考力)・判断力が低下する、被害妄想などの症状、また運動機能にも障害がもみられます。
アルツハイマーはまだ、原因が特定されていないため、他の疾患でないかを検査します。脳腫瘍、脳梗塞、慢性硬膜下血腫やうつ病ではないかといった検査のため主に頭部CTやMRIを行います。また知能テストなどから診断します。
現在、根本的な治療法はありませんが、何種類かの薬物に、症状を改善したり進行を遅らせる効果が認められています。
患者に対して気をつけることは、なるべく患者の感情を安定させておくことが大切です。